白金、高輪はJR山手線の目黒駅、同品川駅の間に位置します。目黒駅から首都高速2号目黒線を越えたあたりからが白金、品川駅から坂を上ったところが高輪ですが、このエリアは両駅とはかなり印象が異なります。目黒、品川は利用者で賑わうターミナルで、飲食店も多く、ざわざわした感じがありますが、白金、高輪は犬や子どもを連れて歩く人が目につく、静かでおっとりした街なのです。
この理由は地下鉄開通が比較的遅かったことにあります。今、このエリアの中心には東京メトロ南北線白金台、白金高輪の2駅がありますが、同線が全線開通したのは2000年。そのため、長い間、電車を利用しなくてもよいエクゼクティブ向きのマンションや車で遊びに来る人のための飲食店、店舗だけが立地し、俗化されずに現在に至ります。このエリアには今もファーストフード店やパチンコ店などがなく、かつて皇族、華族、旧財閥系の人々に愛された街の雰囲気が今も残されています。また、この街に点在する大学、研究所、寺社の存在も街の雰囲気に大きく貢献しています。
一方で白金北里通り商店会やメリーロード高輪のような庶民的で気さくな商店街もあり、近年は目黒通り沿いにスーパーやドラッグストアなども増加。上品な雰囲気はそのままに、より暮らしやすくなっています。



