銀座から東京湾に向かい、築地市場の横を通って隅田川を渡ると、そこが勝どきです。この地では長らく勝鬨橋の両側で再開発が続けられてきましたが、平成23年1月までにはいずれも終了。街は大きく変化しました。その中心地のひとつが、橋の左手、月島側に登場した「Brillia ist Tower 勝どき(旧:アパートメンツタワー勝どき)」です
銀座から都心、東京タワーとスカイツリーを望む絶景の地
勝どきが今の町名になったのは昭和40年。元々は東側にある佃島との間が隅田川の土砂で砂州になっていたものを明治20年以降に築島、以降月島と言われていた場所でした。
築島だから月島というわけですが、もうひとつ、江戸時代の俳人宝井其角に「名月やここ住吉の佃島」と当時のこの辺りを詠んだ句があり、それにちなんだという説も。江戸時代からこの地は眺望の地だったわけです。
ちなみに今のBrillia ist Tower 勝どきのある勝どき1丁目が作られたのは明治27年。湾岸の他エリアに比べると、かなり古くに作られた街というわけです。
往時とは見えるものは異なりますが、Brillia ist Tower 勝どきも眺望の地であることには間違いありません。天井が高く、梁が目立たない室内からは銀座から丸の内、日比谷、皇居、左手には浜離宮の緑に東京タワー。そして目を転ずると建設中の東京スカイツリーも。東京広しといえども新旧2本のタワーが一度に見える場所はそうそうないはずです。住戸の向きでは西、北側で隅田川、都心が、南、東側では海、お台場方面が見え、現地を見るとどちらにするか、悩んでしまいます。
また、眺望は室内からはもちろん、共用施設のスカイラウンジ(40階)、フィットネスルーム(30階)からも楽しむことができます。特に、隅田川の中央にスカイツリーを望むラウンジは東京の新旧を感じることのできる、奥行きのある空間です。
免震構造など、見えないところにも工夫ある設備、サービスで快適さ、安心をバックアップ
建物、設備、サービスの充実ぶりも圧倒的。建物は、地盤と建物を地震時に絶縁し、揺れを吸収する装置を設置した免震構造となっており、住宅性能表示制度の設計住宅性能評価、建設住宅性能評価の、2段階の評価を2つともに取得しています。共同住宅のうち、18%が設計時の、26%が建設時の性能表示を受けているのが現状ですから、この安心感は大きいはずです。
広告では多くを謳っていないものの、性能評価では日本でも数少ない音環境に関する評価を得るため、スラブ厚を280mmとし、その上の二重床は制振マット入りにするなどの工夫も。どれだけの工夫があっても、音問題に関しては絶対という言葉はありませんが、免震構造なども含め、見えないところに配慮する姿勢は住み心地につながるはずです。床暖房、各階に設置されたゴミ置き場、ディスポーザーなどの設備も毎日の快適さをサポートしてくれます。
ただ、設備、サービスは項目を見ているだけでは、その真価、違いは分かりません。他物件にも同じような設備、サービスはあるからです。しかし、詳細を聞いてみると、やはり違いがあります。たとえば、コンシェルジュサービスは年中無休で朝7時~夜11時まで(一部除外日あり)。
一般には平日9時~6時が多く、帰宅時に朝依頼したクリーニングをピックアップできない場合が多いのですが、ここなら利用可。夜遅くなってもピックアップできるようになっています。
銀座4丁目交差点から1.5キロ、周辺の利便性も年々アップ
足回りでは大江戸線勝どき駅まで徒歩2分、銀座4丁目から約1.5キロ。平坦な土地ですから、歩いても、自転車でも都心通勤は可能ですし、都心方面へはバスも利用できます。時間帯によっては3分に1本の割合で来るそうですから、風景を眺めながらのバス利用も楽しいでしょう。銀座~晴海間にかつて走っていた都電を復活しようという動きもあります。
また、自転車に関しては24時間利用できる電動自転車のレンタサイクル(40台、無料)が用意されており、自分の足として使えるのがうれしいところ。買い物など、実用的な利用はもちろん、隅田川沿いや皇居周辺のサイクリングなど、週末の楽しみのひとつとしても使えそうです。
以前は買い物が不便という印象がありましたが、建物1階にちょっとしたスーパー並みの品が揃うセブンイレブンがあり、再開発に伴ってスーパーも登場しています。勝どき駅に直結するスーパーは規模は小さいものの、1束98円の野菜からトリュフオイル、フォアグラと品揃えは幅広く、トマトだけでも10数種類揃うという充実ぶりで、私もちょっとびっくり。これならグルメ自炊派も満足できるでしょう。
それに勝どき橋を渡ればそこは築地市場に銀座。外食するにしても、食材を買うにしても、日本一、いや世界一の品が揃います。もちろん、食以外でも世界の一流品が揃うのは言うまでもありません。都心に比べ、比較的割安な賃料も合わせて考えると、総合的に非常に高レベル、希少な物件と言えるのではないでしょうか。
取材物件・取材協力
【取材物件】Brillia ist Tower 勝どき(旧:アパートメンツタワー勝どき)
【取材協力】東京建物株式会社、東京建物不動産販売株式会社