【目黒】住んでみたい街 #05

目黒はここ数年、住みたい街ランキング上位に度々登場する人気上昇中の街のひとつ。利便性の高さに加え、歴史あり、自然ありと住みたくなる要素が揃っている上に、駅前の再開発で注目度が高まっているのです。

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鉄道、車、何を利用しても便利な足回り

江戸時代には目黒不動を中心に、庶民の行楽地として栄えた目黒。古刹の点在する歴史ある街目黒が変わり始めたのは2000年9月の東京メトロ南北線目黒駅の開業以降。ここ10数年で足回りの利便性は大きく向上しており、それが現在の人気の背景にあります。南北線は目黒から六本木一丁目、永田町、四谷といった都心部を経て赤羽岩淵までを繋いでおり、埼玉高速鉄道と相互乗入れをしています。これにより、浦和美園から目黒がダイレクトに繋がりました。

また、2003年には東急目黒線の目黒駅が地下化、その上にオフィス、スーパー、専門店街などが入ったJR東急目黒ビルが建設され、駅周辺の風景が大きく変わりました。さらに2008年には東急目黒線が武蔵小杉から日吉まで延伸。将来的には相鉄線との接続も予定されています。山手線、東急目黒線、東京メトロ南北線、都営三田線の4線に加え、相互乗入れしている路線も考えると、交通結節点としての目黒の重要性は今後、ますます高まっていくのです。

鉄道だけではなく、車利用でも首都高速2号目黒線の入り口や、山手通り、目黒通り、第一京浜といった幹線道路に近く、移動しやすい立地。特に首都高速2号線は他線と比べ、渋滞が少ないのも嬉しいところ。駅からは大岡山や都立大学、三軒茶屋、東京駅など各方面へのバスも利用できます。

目黒不動尊
三代将軍徳川家光以降、幕府に手厚く遇された目黒不動尊は当時の一大行楽地。江戸時代の市中を表す朱引図で一か所大きく外にはみ出していたほどで、今も毎月28日の縁日には臨時バスが運行している

世界各国の味が集まる、グルメ天国

買い物の利便性は言うまでもなく、特筆すべきは飲食店の多彩さ。歴史のある街だけに、新旧、東西を問わないクロスオーバーな広がりがあるのです。たとえば、目黒不動尊門前には江戸時代から食べる薬として知られる八ッ目鰻の店「にしむら」があり、ランチタイムには行列ができるほどの人気。昭和14年創業、作家・池波正太郎が愛したとんかつ「とんき」も同様に今も目黒の有名店のひとつ。昭和3年に日本初の結婚式場として誕生した「目黒雅叙園」は昭和の竜宮城と呼ばれた豪華絢爛な園内で食事が楽しめます。

一方、イタリアン、フレンチ、中華などはもちろん、スペイン料理、インドネシア料理、タイ料理にベトナム料理、ネパール料理など世界各国のレストランも増えており、食べ物に関してはほぼ何でも揃うといっても過言ではないほど。スノッブなレストランだけでなく、手頃な店も多く、ラーメン店が多いことでも有名です。最近流行の立呑みバルも火がついたのは目黒からと言いますから、飲食では最前線の街といえます。

立ち飲みバル
今では一般的になった手頃に、美味しく飲食が楽しめる立飲みバルは目黒での成功が広まったものと言われる
八ッ目鰻の店「にしむら」
江戸時代から滋養強壮に効くと言われた八ッ目鰻の老舗「にしむら」は巣鴨に本店がある
とんかつ「とんき」
味の良さはもちろん、清潔な板場、きびきび働く店員さんも「とんき」の名物
目黒雅叙園
東京都指定有形文化財「百段階段」を利用した各種企画展でも知られる

歴史、自然に文化施設も多数

利便性に加え、目黒には日々の生活を豊かにしてくれる場所、施設も多数点在しています。寺社では関東最古の霊場として知られる目黒不動尊が有名ですが、年末の酉の市で賑わう大鳥神社も忘れてはならないところ。目黒駅を中心に山手七福神なる参詣コースもあります。

自然で言えばなんといっても目黒川の桜。東急東横線の中目黒駅周辺が有名ですが、桜並木はずっと続いており、目黒周辺のほうがゆっくり眺められます。川沿いの整備された遊歩道は散策、ジョギングなどのコースとしてもうってつけ。バードウォッチングも楽しめます。

目黒川
桜の名所として知られる目黒川。桜のトンネルが見事で昼、夜問わず、見物の人で賑わう

文化施設も充実しています。目黒川近くには目黒区美術館がありますし、目黒駅前のビルの中には久米美術館。江戸時代初期に興った能楽・喜多流の喜多能楽堂、邦画・洋画を問わず、幅広い作品を上映している名画座・目黒シネマも駅から徒歩圏。変わったところでは目黒寄生虫館も。

大鳥神社
山手通りと目黒通りの交差点角にある大鳥神社は年末の酉の市でおなじみ
目黒区美術館
目黒川沿いにある目黒区民センター内にある目黒区美術館。近隣には体育館、プール、図書館などが揃っている
目黒シネマ
旧作映画を主体に上映する名画座「目黒シネマ」。見逃した映画を安価に楽しめる

大使館、学校、インテリアショップも多く、街行く人も多彩

それ以外で目黒駅周辺に多いものは大使館と学校です。大使館ではタイ、インドネシア、コロンビア、ポーランド、アルジェリアなど複数が点在。目黒の食が多様なのはこうした背景もあるのかもしれません。

学校では日の出女子高・同中学校や多摩大学・同中高、東京学園高校、杉野服飾大学などがあり、通学時間帯には街中に制服姿が溢れます。若い人、外国人も多い街なのです。

駅からは少し離れますが、もうひとつ、多いのが目黒通り沿いのインテリアショップ。2000年前後から徐々に増え始めたそうで、民家を改造したショップなどは店そのものにも独特な雰囲気があり、見て歩くだけでも楽しいものです。

目黒通り沿いのインテリアショップ
古民家を利用したものから、モダンな建物まで様々なインテリアショップが並ぶ目黒通り

再開発で高品質な住宅が多数登場

その目黒で最新の話題は駅前の再開発です。27階建てのオフィスビルと、40階建て、38階建てのタワーマンションの3棟からなる計画で2017年12月に完成。マンションは分譲価格1億円以上の住戸が全661戸中365戸という価格設定にも関わらず、販売から約4カ月で完売したことが大きな話題になりましたが、実際の物件にはそれ以上にたくさんの魅力があります。東京レントでは賃貸区画として「目黒第一マンションズ」を、そして分譲賃貸区画として「Brillia Towers 目黒」をご紹介中です。城南五山のうちの花房山と呼ばれる安定した地盤上の立地、緑の豊富な敷地、眺望……。それらについてはいずれ、このコラムでもご紹介していく予定です。

目黒駅
ここ10年ほどで高層の建物が増え、風景が一変した目黒駅周辺。利便性も大きく向上した
目黒駅東口
再開発の完成でオフィス、住宅が増え、いっそうの賑わいが期待できる
目黒第一マンションズ エントランス
再開発エリアには賃貸住宅も多数含まれている。利便性の高い場所だけに人気を集めそうだ
目黒第一マンションズ 13階からの眺望
目黒駅周辺は高台となっており、そこに建つタワーからは開放的な眺望が楽しめる

取材物件

【取材物件】目黒第一マンションズ

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