渋谷区を代表する高台のお屋敷街での暮らし
代表的なお屋敷街
渋谷区を代表する2つのお屋敷街、それが松濤と上原です。松濤は東急百貨店本店裏手の坂を上がった高台に広がる住宅街で、江戸時代には紀州徳川家の下屋敷があったところ。その後、佐賀鍋島家が「松濤園」という茶園を作り、それが地名になったという由緒ある地です。現在も大使館や政治家、文化人などの居住者が多く、見事な邸宅が並んでいます。 一方の上原は小田急線代々木上原駅からやはり坂を上がったところにある高台で、小田急線を挟んで反対側にある西原と並び、ゆったりした住宅の多いエリア。松濤に比べるとデザイン性の高い住宅が多いのが特徴でしょうか。東京メトロ千代田線が乗り入れているため、丸の内など都心へのアクセスの良い立地でもあります。
「渋谷」の大人な一面
渋谷と聞くとファッション、遊びの街という印象が強いようですが、実は観世能楽堂、戸栗美術館、松濤美術館、オーチャードホールなどと文化的な施設の集まっている街でもあります。2012年に開業したヒカリエも文化的でクリエイティブな渋谷の精神を受け継ごうと、劇場やギャラリー、ラウンジなどを設置しており、渋谷の新しいカルチャーに寄与することも重要な目的のひとつなのだとか。意外に大人の街なのです。 大正期に分譲された当時の区画が残る松濤周辺。大使館やポリスボックスの置かれた要人宅もあり、広々とした雰囲気です。一方の上原は松濤よりも高台にあり、場所によっては六本木など都心を見下ろすような場所も。いずれも個人宅の植栽に加え、並木などがあり、緑の濃さが印象的です。
都心の癒しスポット代々木公園
どちらのエリアからもほど近くにある、都心の癒しスポット代々木公園。23区内の都市公園の中でも5番目という広さがあり、緑と水の風景が楽しめます。また、世界各地の音楽や飲食が楽しめるフェスティバルその他のイベントもよく開かれており、1日をのんびりと過ごすことができます。公園周辺にはセンスの良い飲食店も集まっており、それも楽しみのひとつ。子どもや愛犬と過ごす休日が楽しみになるはずです。