東京レントが紹介する上質な住まい。そこに本当にふさわしいアイテムやサービスを通して「ラグジュアリー」を解き明かすスペシャルインタビュー。
今回、TOKYO RENT編集部がお話を伺ったのは、ラグジュアリーリネンを中心にライフスタイルアイテムを展開する「ホテルライクインテリア」です。ブランドのネーミングのとおり、ホテルを思わせる高級感あふれる住まいを実現するために開発されたさまざまなアイテムたち。それらに隠された素材・製法・ブランドが目指す世界観の秘密をお伺いしました。
旅先のホテルのような寝室を目指して
——まずは、「ホテルライクインテリア」というブランドについて教えてください。
「ホテルライクインテリア」はラグジュアリーな使い心地にこだわったライフスタイルブランドです。ベッドリネン(シーツ)、ピロー、パジャマなどのナイトウェアといった寝具を中心に、ホテルという単語から旅行のイメージと結び付つけたラウンジウェアやトラベルポーチなども展開しています。
——ここ麻布台ヒルズの店舗には、思わず触れたくなるような美しい質感のアイテムが並びますね。「一流ホテルの寝心地をご自宅で」をコンセプトにされています。なぜ、ベッドまわりのアイテムに力を入れているのでしょうか?
私たちのブランドの出発点は、旅先でホテルに宿泊したときの感覚です。ピンと張ったシーツに寝転び手足をすべらせると、そのなめらかな肌触りに感動した……そんな非日常のくつろぎを、皆様も経験したことがあるのではないでしょうか。
そうした多幸感に満ちたホテル空間の価値を日常へも提供していきたいという思いが「ホテルライクインテリア」のベースにあります。
「ホテルライク」という価値観の追求には、社会的な背景も関係しています。パンデミックを経てステイホームの時間が増えたことで、自宅での過ごしかたの重要性が見直されました。休息の時間のクオリティを上げ、寝室も原動力を養う場所にしたいと考える方が多くいらっしゃるようになったと感じます。
忙しい方々ほど、睡眠の質にはこだわりたい。私たちはそういった方に寄り添っていきたいと考えています。眠りは、生活そのものの質を左右する要素ですから。
素材が語りかける「ラグジュアリー」の意味
——「ホテルライクインテリア」を代表するアイテムは。
私たちの商品は「一流の天然素材を使用すること」を約束しています。なかでも「ベッドリネン」は、シーツや掛け布団カバーなど、繰り返しご購入いただいているお客様も多くいらっしゃる主力のアイテムです。その基盤となるコットン生地は、私たちが目指す「一流ホテルの寝心地」の象徴でもあります。素材や製法を選び抜いて開発しました。
——「ラグジュアリー」な質感を生み出す方法について教えてください。ベッドリネンの開発の視点では、どのような工夫が必要だったのでしょうか。
まずはリネンにとってもっとも重要な、コットンの品質です。使用したのは繊維が通常よりも長い「超長綿」。繊維が長いほど糸にしたときのつなぎ目が少なくでき、よりなめらかで光沢のある生地に仕上がります。耐久性も高く、洗濯を繰り返しても毛羽立ちやくたりが少ないことも特徴です。生産量が全体の5%ほどしかない、とても希少性が高いコットンです。
——貴重な素材を使うことで、むしろ良いものを長く使えるということですね。
はい。また、生地を織り上げる際の「糸の密度」も、一流のリネンに欠かせない要素と言えます。生地の密度は「TC(スレッドカウント)」という数値で表され、TCが高いほど目の詰まったスムースな生地となります。
TCを上げるためには細い糸を多く使用する必要があるため高額になってしまいますが、多くの方に心地よく感じていただける一流のなめらかさを生み出します。一般的な家庭用のシーツは100~200TCですが、外資系のラグジュアリーホテルでは350~400TCのリネンが使われています。「ホテルライクインテリア」では、さらに高密度な400~500TCの生地を採用しています。
——高級ホテル並みか、それ以上の優れた生地を自宅用に提供しているのですか。
ホテルではリネンをランドリー施設で大量に洗濯します。そのため、いくら良い生地でも劣化も早くなりますが、自宅用はより大切にメンテナンスができます。良い生地を自宅で使うことでご自身に馴染んだ柔らかさになりますし、大切に手入れしていただくことで長く美しい状態で使っていただける。使う方の手によって、高級ホテル以上のシーツになるのです。
——見とれてしまうような、美しいコットン生地ですね。開発するうえで、もっとも大切にしていることは。
ラグジュアリーは「質感」で決まります。肌触りのなめらかさはもちろん、洗濯を繰り返しても、適度なハリが維持されること。ハリを保つためにはシワ防止加工をかけていきますが、その反面、なめらかさが失われてしまいます。ハリがあり、なめらかでもある。その最高のバランスを突き止めることが、とても難しかったですね。
そのために私たちは工場探しからスタートしました。工場によって加工技術がまったく違うため、私たちのこだわりに応えてもらえるレベルを持つところを探し出したのです。何度も試作を繰り返し、工場と二人三脚でつくりあげた質感は、まさに唯一無二のものです。
寝室に、質感のマリアージュをちりばめる
——コットン以外ではどのような商品にこだわりがあるのでしょうか。
たとえばダウンピローです。枕でここまで高品質なダウンをふんだんに使っているものはそう見つからないのではないでしょうか。空気をたっぷり含み、頭を優しく包むような感覚です。
そのピローに合わせていただきたいのが、シルク100%のピローケース。つるんとした肌触りはそれだけでも魅力的ですが、ダウンピローと合わせることで心地よさが倍増します。ふわふわのダウンをシルクが優しく繊細に包み込み、それぞれの素材の良さを引き立て合いますよ。ぜひ店舗で実際に確かめていただきたいアイテムです。
——冬から春先までご使用いただける人気のアイテムを教えてください。
冬の寝室には「ウールカシミヤスローケット」をおすすめしたいと思います。カシミヤならではの肌触りと抜群のあたたかさをブランケットに落とし込みました。つい手に取ってしまうような心地よい質感が人気のアイテムです。
ベッドスローとしてベッドを横切るように掛ければ、寝室の雰囲気を引き締めるアクセントに。パジャマの上に羽織れば、冷える朝晩も快適に。ご自宅だけではなく職場や車内に置いても嬉しい一枚で、様々なシーンでお楽しみいただけます。
ポイントのフェイクレザ―タグとリバーシブルの色合わせが大人らしい洒落た雰囲気を作り出し、季節感を高めてくれますよ。
特別な休息時間にはあえてシンプルなデザインを
——「ホテルライクインテリア」のアイテムは、プレーンな素材の風合いと美しさが特長だと感じます。デザインで意識していることはありますか。
一流ホテルは特に、国籍も年代も文化圏も異なる、さまざまなバックグラウンドを持つ方々が利用します。そのためインテリアには誰もが落ち着いて過ごせるデザインやカラーがセレクトされている。私たちもこうした空間づくりにならって、シンプルで普遍的な美しさの際立つデザインで統一しています。
店舗で商品をご覧になったとき、「色や柄、装飾が少なくて物足りない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、店舗と自宅では照明も違ければ空間の使い方も別物ですので、感じ方は大きく変わります。落ち着いて過ごせるデザインやカラーは、休息の質に良い影響を与えるものです。
——デザインが眠りのクオリティに関係することもあるのですか。
その通りです。商品開発をする上でも「ジャケットを着た仕事モードの目」ではなく「疲れて帰ってきて、リラックス時間を過ごすときの目」を意識しています。
あえて装飾を排したデザインにすることで、素材の良さも際立ちます。肌触りなどの質感は実際に触れないと分かりづらい。デザインに惑わされず、店舗で直接触ってみることで自分好みの質感のものを見つけていただけます。
——シンプルなデザインだからこそ、より上質さを感じられそうです。
とはいえ、まったく装飾しないわけではありません。歴史あるモチーフや文化的な背景のある要素を、現代の住まいに合うよう解釈し、取り入れています。古代ギリシアの建築物からインスパイアされたチェーンステッチや、イタリアのレース職人の巧みな手仕事から生まれたインナーレースはその代表例です。さりげないアクセントとして特別感を感じさせながら、空間に調和する形で再構築していきたいと思います。
高級な住まいにこそ調和する「至高のラグジュアリー」
——寝具の選び方のポイントを教えてください。
お客様それぞれの「好み」を追求していただければと思います。枕の高さについて人それぞれ好みや相性があるように、質感にも好みがあります。同じコットン100%でもTCの違いなどによって感触は驚くほど異なります。パリッとしてハリのあるテクスチャーが好きな方も、身体に優しく沿うような柔らかい感触が好きな方もいる。店舗では実際に生地を触ってそれぞれの良さを比べていただくこともできますので、ぜひご体感いただきたいですね。
——まず自分の好みを見つけることは大事ですね。実際に部屋に合わせるときのポイントを教えていただけますでしょうか。
ぜひおすすめしたいのが、ひとつひとつのインテリアありきではなく「空間全体にインテリアを合わせる」という考え方です。
高級マンションなどでは、空間を贅沢に使っていることが特徴のひとつとして挙げられるかと思います。ドアが大きく天井が高かったり、窓が大きく眺望が良かったりと、空間を感じられるように設計されていますよね。
例えば、ゆとりある空間に合わせてクイーンサイズやキングサイズのベッドを配置。大きめのベッドには枕のサイズも大きめで合わせたり、枕やクッションの数を増やしてボリュームを出したり。差し色やポイントになる素材も、ある程度面積のあるアイテムを置くと、空間とバランスの取れた堂々としたベッドコーディネートが作れますよ。
また、そうしたゆったりとしたムードにこそ、シンプルで素材感の優れた寝具がマッチします。細かい要素を盛り込まずに統一感を出すことで、窓の外に広がるとびきりの眺望の良さを活かすことにも繋がりますから。
——まさに高級マンションに適した商品作りをされているのですね。最後に商品への思いを聞かせてください。
ホテルライクインテリアは「ラグジュアリーリネン」と呼ばれるジャンルになります。海外では多くの富裕層に愛されているジャンルですが、日本ではあまりメジャーではありません。
ラグジュアリーのなかでもアパレルなどと比べ、寝具は優先度が低くなりがちです。お子様のいる家庭では、きれいに使うのが難しいということもあります。
だからこそ、家具やアパレルの上質さを追求したあと、最後に寝具にたどり着くお客様が多いのです。そうした意味で最もレベルが高いラグジュアリーの一つと言えると思います。まだ日本で一般的ではないこの価値を、より広く伝えていきたいと思っています。
ぜひ店舗で、一流のホテル以上の心地よさに触れていただきたいと思います。
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