三菱地所レジデンス【ザ・パークハビオ】のブランド哲学 賃貸マンションだからこそ「心はずむ」瞬間を | EDITION

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三菱地所レジデンス【ザ・パークハビオ】のブランド哲学 賃貸マンションだからこそ「心はずむ」瞬間を

TOKYO RENTが紹介する上質な住まいには、それぞれの雰囲気や世界観があります。過去、現在、そして未来へとマンションが紡ぐストーリーへ、想いを込めた方々にお伺いするコンテンツ。 

今回はマンションブランド「ザ・パークハビオ」のブランド哲学を聞くため、三菱地所レジデンスへ。賃貸マンションだからこその挑戦を続ける開発担当のおふたりに取材しました。

住まう方々一人ひとりの「思考・志向・嗜好」を惹きつける、「至高の居場所」の扉を開けるカギとなれば幸いです。

INDEX

入居者から、街で暮らす人々まで「心はずむ」マンションを

ザ・パークハビオのブランドコンセプトは「その瞬間に、心がはずむ」。個性的なデザイン、多彩な機能をもつマンションブランドは、どのように誕生したのでしょうか。

開発担当の柳田彩花様はこう語ります。

「ザ・パークハビオの『ハビオ』は『私の(io)住まい(habitat)』を意味します。家族構成や趣味やお仕事など多様なライフスタイルがあるなかで、『自分らしい』暮らしの定義は人それぞれ違うもの。ステータスだけでひとくくりにできない時代に対応する、柔軟で開かれたマンションを目指しています。

現在のコンセプトは、ザ・パークハビオが100棟目を迎えた2022年に賃貸住宅開発部のワーキングのなかから生まれました。業務の垣根を越えてメンバーが自由に意見を出し合い、改めてこのブランドの価値と未来を考えたとき『高級』でも、『上質』でも、『高品質』という言い方でもなく『心がはずむ』マンションであろうと決めたのです。居住者の方々だけではありません。マンションを開発する三菱地所レジデンスの私たちも、そして物件が建つ地域の方々にとっても、全員がワクワクするブランドにしようと」(柳田氏)

柳田彩花 様
賃貸住宅開発部 開発第二グループ 主任

ザ・パークハビオは、用地取得から企画・品質管理、マーケット調査・リーシング、管理(一部を除く)までを三菱地所グループで一貫して行うシステムを採用しています。だからこそ開発の自由度が高く、首都圏を中心に展開する物件は驚くほどバリエーション豊かです。

ひとつとして同じハビオはありませんと話すのは、現在4物件を並行して手がける山口湧太様。

「同じブランドだから物件で使用するカラーリングやデザインテイストが共通していると思われるかもしれませんが、すべて開発する『エリア』に合わせて判断しているんです。マンションは居住者様の暮らしのみならず、周囲にもいい影響を与えるべきものですから」(山口氏)

山口湧太 様
賃貸住宅開発部 開発第二グループ

街と呼応し色を変える「ひとつとして同じハビオはない」開発方針

開発エリアへの眼差しから導き出される「ザ・パークハビオ」のデザインは、それぞれの物件が多種多様な志向・思考・嗜好を映しだします。

例えば、同じ目黒エリアにあるふたつのザ・パークハビオの志向を見比べてみましょう。まずは2025年4月に竣工したばかりの「ザ・パークハビオ 目黒プレイス」。柳田様が開発を手がけたマンションです。

ザ・パークハビオ 目黒プレイス

「目黒駅徒歩5分という好立地に『ザ・パークハビオ 目黒プレイス』を開発するにあたって、デザインコンセプトを『シルク』に決めました。目指したのは都心にありながらやわらかく、なめらかな絹の質感とデザイン。外観や共用部エントランスは、白をベースとしつつも、無機質にならないよう目地や金物でアクセントを出すように、空間全体をしつらえています。あまり気付かれない部分においても細かく素材を指定し、こだわりを詰め込んでつくりました。駐車場を平置きで設計している理由も、このエリアには車がお好きな方々が多くいらっしゃると想像したから。きっと喜んでいただけると思います」(柳田氏)

白を基調とした外観と内観。大胆な動きのあるエントランス空間に、平置きの駐車場。この土地を選ぶ居住者の方々の嗜好をお部屋から共用部、駐車場にまで反映した設計です。


そして同じ目黒エリアには、「ザ・パークハビオ 目黒プレイス」とは大きく雰囲気が異なるもうひとつのザ・パークハビオがあります。

ザ・パークハビオ 目黒桜邸

「『ザ・パークハビオ 目黒桜邸』です。目黒川沿いの桜を眺望できる最高のロケーションを最大限に活かして設計されました。室内だけでなく、目黒川を挟んで眺めたときのマンションの景観も計算し、ベージュの壁面とブラックのサッシのコントラストを配しています」(柳田氏)

昼も、夜も。部屋の内側からも、街並みのなかから眺めたときにも「自分の居場所」を感じられるマンションを、ひとつひとつ設計してきました。

「機能や設備では、スマートホーム機器を標準採用しました。スマートホームシステムの『HOMETACT』は部屋の中の機器をトータルで操作でき、現在もアップデートを重ねている設備です。全住戸でカーテン・照明・お湯張り対応するのは本物件が初であり、加えて Amazon が提供するクラウドベースの音声サービスである「Alexa」(アレクサ)および「調光機能付き照明スイッチ」との連携を、初導入しました」(山口氏)


また、ザ・パークハビオはテクノロジー活用だけでなく、ライフスタイルの提案という点でも最先端を走ってきたブランドです。

ザ・パークハビオ SOHO 南青山

24時間利用可能なSTYLE LOUNGEがある「ザ・パークハビオ SOHO」シリーズ。その代表例のひとつが、物件内と屋上にコワーキングスペースと会議室を備えた『ザ・パークハビオ SOHO 南青山』です。ファサード壁面は緑化され、街にも彩りを与えています。

このSOHOスタイルの採用は2019年。「住みながら働く」という提案は、パンデミックによるテレワークで一気に普及したもの。なぜ、その数年前から展開できたのでしょうか?

「三菱地所レジデンスがオーナーであることで、竣工後にも仕様変更ができる体制は大きいと思います。しかし何より、定期的に居住者様にアンケートやインタビューを行い、そこで吸い上げた情報をこと細かに分析してきた結果ですね。潜在的なニーズと、これからの暮らしのあり方を発見し、まずはザ・パークハビオでチャレンジする。そこから分譲マンションなどほかのブランドにも広げていきたいと考えています。

開発から竣工までは、約2年から4年ほどかかります。居住者様が『いま』必要なものを反映しても、竣工時には時代遅れになってしまうかもしれません。だからこそ内外にアンテナを張り、居住者様と向き合い、他社様の物件を見たりもしながら未来の暮らしを思考してきました。開発する私たち自身が、常に『心がはずむ』ものを探しています」(柳田氏)


挑戦的とも言えるザ・パークハビオのコンセプトに共感し、そこに住まいを選ぶ居住者も「自分らしい生き方」に自覚的な方々です。そのシンボルのひとつが「ザ・パークハビオ SOHO 代々木公園」です。

ザ・パークハビオ SOHO 代々木公園

「ペットと暮らすことを想定とした、屋上にドッグランを備えた物件です。ザ・パークハビオは、あえて年齢や家族構成でターゲットを絞りすぎないようにしています。それよりも、嗜好を同じくする方々が『ぜひここで暮らしたい』と思える場所をつくりたいのです」(柳田氏)

「賃貸だから」もっとも新しいライフスタイルを映すことができる

ひとつのブランドでありながら、ひとつとして同じではない。ザ・パークハビオが発するメッセージは「ダイバーシティ」ではないかと感じました。変わり続ける時代に寄り添うブランド哲学こそが、多くの方々に、自由で解放的な「至高の居場所」として選ばれている理由ではないでしょうか。

「ザ・パークハビオは三菱地所レジデンスのなかでもトップクラスに自由で、新しい提案ができるブランドです。しかし、何でもやっていいわけではありません。時代の変化を掴むことはとても重要ですが、私は『変わらないもの』こそ本質だと感じるようになりました。すべては『街』と『人々』に向き合って決めてかなければなりません。

用地を取得し開発がスタートすると、まず私たちは『街歩き』からはじめます。この街にはどんな方々が行きかっているのか、どんな歴史を持っているのか。自分自身で感じ取ることが何より大切ですね。そこに『心がはずむ』ヒントがあるのですから」(山口氏)

次はどこの街で、どんな新しい世界観を見せてくれるのでしょうか?最後に、柳田様はこう話しました。

「『賃貸マンションだからこそできることを』、という想いがあります。分譲マンションより長く住むことは少ないかもしれません。それでも、妥協してほしくない。むしろ『現在』という瞬間を思いきり楽しもうとする価値観が『ザ・パークハビオらしさ』です」

ザ・パークハビオシリーズのブランドマンション特集

取材協力

三菱地所レジデンス株式会社