「Brillia ist Tower 勝どき」の人気の秘密は?

2011年1月に竣工し、2011年4月にこのコラムでもご紹介した「Brillia ist Tower 勝どき(旧:アパートメンツタワー勝どき)」が好調です。入居者に評価されているポイントはどこか、人気の秘密をお伺いしてきました。

INDEX

免震構造、災害時の対応が安心感につながった

竣工直後の3月に東日本大震災が起き、本来であれば認知度を上げ、契約・引越しラッシュになるはずの時期に広告を自粛し、営業担当者が先行きを不安に思ったというBrillia ist Tower 勝どきですが、今年3月に稼働率95%を越え、以降半年以上98%近くをキープと好調が続いています。その要因のひとつは前回のコラムでもご紹介した建物の構造、躯体の堅固さにあるようです。

「震災までの賃貸物件では、建物の構造が選択の条件に上げられることはほぼありませんでした。しかし、あの地震の影響で建物の安全性を気にする方が増え、新築で免震構造という当物件への注目度がアップ。築年数の経った物件やタワーマンションの上層階からの住み替えもあり、4月以降はほぼ予定通り運営することができました」(東京建物株式会社 大塚氏)。

銀座4丁目の交差点から歩いて20分、勝鬨橋を渡った先にあるのがBrillia ist Tower 勝どき。銀座からはずっと平坦な土地で徒歩、自転車での外出も楽々

震災当時は入居者が100戸強と少なく、大きな混乱はなかったものの、階下のコンビニで食料品が払底していたため、管理担当者や現地スタッフが防災備蓄倉庫の水・食品・米などを手渡しながら各戸を訪問し、安否確認や不安解消に努めたとか。

「免震は通常の建物と異なり、ゆっくり揺れること、当日は非常用エレベータ以外の5基が止まったものの、停電が無かったため、そのエレベーターを使っていただきましたが、停電時には使えないことなどをご説明して回りました。また、後日、区の避難場所などをお知らせする掲示も出しました」(東京建物不動産販売株式会社 秋山氏)。

地震動を感知すると最寄階に止まるなど、エレベーター自体にも地震対策が講じられており、長期に渡る揺れでも安全確保ができるようになっている

このような対応が評価され、退去時のアンケートでは「震災時の対応が早く、安心した」という声があったそうです。

稼働率95%超を維持し、また臨機応変なサポートが可能になった背景にはもうひとつ要因があります。それは現地に募集センターを設置し、分譲マンション販売の営業スタイルでケン・コーポレーションがリーシングを行ったという点です。最大で営業員6人・アテンドスタッフ4人が常駐し、対応する人間がいつも変わらない安心感から、入居者、入居希望者との信頼関係が築け、ニーズに合わせた対応やサポートが可能になっています。特に、週に1度の現地ミーティングでは貸主に震災前後の細かな顧客ニーズや変化を伝えることで、タイムリーな顧客対応が実現できたそうです。もちろん、募集センターに営業が常駐することで仲介としての営業力を集約できた点も高稼働に寄与しています。

使いやすい時間、料金設定で各種サービスも人気

想像以上に好評というのがコンシェルジュサービスにレンタサイクル。前者は朝7時~夜23時まで常駐という使いやすさに加え、クリーニング料金を相場並みの料金に設定するなど、使う人 の身になったサービスが好評です。

また、天気の良い週末には40台すべてが出払ってしまいそうになるのが後者の電動のレンタサイクル。2台目は有料(500円)になるものの、1台は無料で使える手頃さが受けているとのこと。単身、カップルの入居者が多く、一人でも使いやすいラウンジやフィットネスもよく使われています。

(左)フロント (右)レンタサイクル
ラウンジ
フィットネスルーム
一人でも気軽に利用できるように配慮されたフィットネスルーム。スカイツリー、都心の眺望を楽しみながらエクササイズできる(無料)

住むほどに分かる、シンプルな使いやすさと細かな気配り

もうひとつ、あまりの人気にうれしい悲鳴を上げている状態なのが100世帯分用意された子育て住居です。残念なのはなかなか住戸に空きが出ないことですが、その場合には上階の一般住戸を狙うのも手でしょう。

特殊な間取りはないものの、シンプルで使いやすい間取りも評価を得ています。「用途に応じて各室に十分な広さ、収納を備えただけのことです。ただ、世の中にはリビングダイニングと寝室が同じ広さになっているような間取りがありますから、そうした物件に比べると使いやすいつくりになっています。また、入った瞬間の広さのイメージと賃料のバランスを考え、同じ面積でも多少使いにくいと思われる間取りは金額を下げるなどして、比較しやすくする工夫もしました」(大塚氏)。

立地、設備が類似した物件を比較検討する場合には、細かな差異が気になりますが、そうした部分への心配りが最終的に大きな評価につながっているということでしょう。物件を知り尽くした営業が案内を担当し物件の良さをアピールできた点や、1年に渡る営業スタイルの変化を一環して把握しているため、どのタイミングで入居した方にも細やかな配慮ができた点も大きいのかもしれません。

18階 C1タイプ
単身、あるいは2人で広い部屋を求めて60~70m2に入居する例も多く、専有面積のゆとりも決め手になっているといえそう
40階 2LDK+SIC 96.81㎡ L1タイプ
30階 2LDK+WIC 74.38㎡ S2タイプ
37階 STUDIO+WIC 42.09㎡ S8タイプ

結果として、同物件では結婚したためもっと広い部屋へ引っ越すなど、建物内での住替え例がすでに数組出ているといいます。「住むほどに評価される」という、入居者にも貸す側にもうれしい循環が始まっているといえるわけで、双方にとって信頼できる仲介会社の存在が重要であることもお分かり頂けるのではないでしょうか。

取材物件・取材協力

【取材物件】Brillia ist Tower 勝どき(旧:アパートメンツタワー勝どき)
【取材協力】東京建物株式会社、東京建物不動産販売株式会社

INDEX