【ホテルライクインテリア】「自分だけのストーリー」で紡ぐラグジュアリーな寝室空間。 | EDITION

高級賃貸TOP EDITION(記事一覧)【ホテルライクインテリア】「自分だけのストーリー」で紡ぐラグジュアリーな寝室空間。

【ホテルライクインテリア】「自分だけのストーリー」で紡ぐラグジュアリーな寝室空間。

TOKYO RENTが厳選する上質な住まいと、そこにふさわしいアイテムやサービス。その魅力を解き明かすスペシャルインタビューをお届けします。

第1弾のゲストは、「ラグジュアリーリネン」を中心にライフスタイルアイテムを展開する『ホテルライクインテリア』。一流の自然素材にこだわり、徹底した肌触りの追求でエグゼクティブ層を魅了する多彩な商品群は、前回の記事でもご紹介しました。

今回、同社代表の清水葉子様に、ラグジュアリーリネンという新たなマーケットでビジネスを始めた理由や、働くこと・生きることに欠かせない「眠り」に寄り添う本当の贅沢、そして「ラグジュアリーは『品質』だけではない」という考えについてお話を伺いました。

このインタビューが、住まいに特別なこだわりを持つ皆様が、疲れを癒し心を満たす寝室作りのヒントとなれば幸いです。

PROFILE

ホテルライクインテリア
代表取締役 清水葉子 様


2007年にラグジュアリーリネンブランド「ホテルライクインテリア」を創業。高級寝具を中心とした自社ブランドの展開と、海外ブランドの日本展開に注力。現在、麻布台ヒルズ、伊勢丹新宿、東京ミッドタウンなど、国内計7か所に店舗を構えています。

2025年2月、ブティックホテルのようなベッドルームを提案する新ブランド「トーキッドホテル」をローンチし、表参道ヒルズ店をオープンしました。

INDEX

日本で数少ない「ラグジュアリーリネン」ブランド誕生の背景

——前回、麻布台ヒルズの店舗に伺って、ホテルライクインテリアの商品に驚きました。特に超長綿のリネンの肌触りは、いままで経験したことのないほど上質です。

清水:ありがとうございます。「ラグジュアリーリネン」は、日本ではまだまだ知られていないカテゴリーです。

——一方で、日本と欧米では寝具市場に大きな違いがあると伺いますが、具体的にはどのような状況なのでしょうか?

清水:日本では、文化の違いからベッドリネンに特化したブランドは非常に珍しいんです。欧米では住宅が広く、ゲストルームなど複数のベッドルームを持つ家庭も多いため、豊富なベッドリネンブランドが存在します。一方、日本は布団文化の影響もあり、ベッドの普及は比較的新しい現象です。住宅もコンパクトなことが多く、寝室を豊富な寝具でコーディネートするという発想がまだ十分に浸透していません。そのため、ホテルライクインテリアのようなリネンに特化したブランドは、国内では非常に希少な存在となっているんです。

——創業は2007年ですね。なぜ「ラグジュアリーリネン」という分野に注力したのでしょうか。

清水:2007年頃、母が上京した際に宿泊した「パーク ハイアット 東京」の客室で、今まで体験したことのない洗練された空間に触れたんです。「自分の寝室にもあの雰囲気があれば…」と強く感じたのが、起業の原点でした。実際、百貨店の寝具売り場ではベッドリネンのブランドはほとんどありませんでした。欧米のリネン文化との差を目の当たりにし、「ラグジュアリーリネンという世界観を好む人が多いだろう」と確信し、起業に至りました。

——清水さんは、寝具について「健康を考える側面」と「心地よさや幸福感を追求する側面」の2つで捉えていらっしゃるとお聞きしました。具体的には、どのような特徴があるのでしょうか?

清水:寝具を2つの側面で捉えると、私たちのブランドミッションが明らかになります。

健康寝具について

清水:まず、「健康寝具」は、体圧分散に優れた枕やマットレス、温度調節機能付きの寝具など、健康面に重点を置いた製品です。日本では、健康を意識する傾向が強いため、多くのお客様に支持されています。

多幸感寝具について

清水:一方、私が造語した「多幸感寝具」は、単に寝るためのものではなく、ベッドに入った瞬間にうっとりするような幸福感を追求した製品です。シーツのとろけるような質感や、独自の世界観を表現するデザインにこだわることで、眠る瞬間そのものを特別な体験に変えることを目指しています。

高級なシーツは何が違うのか

——麻布台ヒルズやミッドタウンで出店された際、お客様の反応はいかがでしたか?

清水:麻布台ヒルズ、ミッドタウン、そして以前は六本木ヒルズのけやき坂にも出店していました。このエリアは、商業施設に隣接するラグジュアリーレジデンスが多く、より上質なものを求めるお客様に届けたいという思いで出店しました。ただ、実際にはベッドリネンにこだわりをお持ちの方は意外と少なく、「お店があるから見に来たけど、シーツにこだわったことはなかった」というお声も多かったんです。そこで、特に品質にフォーカスしてご説明するようにしました。

——品質ですか。そもそも高級なシーツは、一般的なシーツに比べて何が違うのでしょうか?

清水:大きな違いは、使用する糸にあります。当社では、コットンの中でも希少性の高い「超長綿」を採用しています。実は、生産量は綿全体の約5%ほどしかありません。超長綿とは、繊維の長さが35mm以上ある上質な綿のことです。繊維が長いほど、糸のつなぎ目が少なくなり、つるつるとした光沢のある滑らかな生地が生まれます。この違いが、肌触りを格段に向上させ、実際に寝るときにうっとりするような寝心地を実感していただけるんです。こういった品質へのこだわりをしっかりとご説明することで、興味を持ってくださる方も増えてきました。

ラグジュアリーとは「自分らしくいること」

——ホテルライクインテリアが考える「ラグジュアリー」な世界観とは。

清水:私にとってラグジュアリーとは、「自分らしくいること」です。つまり、自分の価値観やライフスタイルを大切にし、それを自由に表現できる空間やアイテムこそが、本当の贅沢だと思っています。これまでホテルライクインテリアとしてラグジュアリーリネンの魅力を発信してきましたが、ある時「ホテルライクなテイストだけで十分なのか?」と疑問を抱くようになったんです。実際、ご来店になった方の中には「ちょっと気取っている」や「私のインテリアには合わない」と感じる方もおられ、そういったお声が新たな展開への後押しとなりました。

——新ブランド『トーキッドホテル』のコンセプトについてお聞かせいただけますか?

清水:ホテルライクインテリアが「外資系ラグジュアリーホテル」なら、トーキッドホテルは「ブルックリンのブティックホテル」です。ホテルライクインテリアが「ラグジュアリーレジデンス」のイメージに偏りすぎている、「私の家には合わない」という方のお声を受け、より日本の住宅環境にマッチするイメージが求められていると感じました。そこで、私自身の体験を踏まえ、ブティックホテルをコンセプトに採用することにしたんです。

——今後のブランド展開について、どのようなビジョンをお持ちですか?

清水:これからも、私たちは「本当のラグジュアリーは自分らしくいること」という理念を軸に、お客様のライフスタイルに寄り添う展開を続けていきます。『ホテルライクインテリア』としての強みを活かしつつ、新ブランド『トーキッドホテル』では、より遊び心あふれる空間づくりを提案する予定です。また、イタリアの最高峰ブランド『SFERRA』の日本展開も推進し、世界の洗練されたリネン文化を国内にご紹介することで、ラグジュアリーリネン市場の可能性をさらに広げたいと考えています。最終的には、眠りを通じた豊かな体験をより多くのお客様にお届けすることが私たちのビジョンです。ぜひ、これからの展開をお楽しみいただき、ご期待ください。

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取材協力

株式会社ホテルライクインテリア

(中央)代表取締役 清水葉子様 (右)営業部部長 佐野佑樹様 (左)営業部 及川アンナ様