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TokyoRentコラム

Vol.30 住んでみたい街 【桜新町編】 2008/02/20

昭和の古き良き暮らしが残る街「桜新町」

三軒茶屋、駒沢大学、二子玉川など、全国的に知られた東急田園都市線の他駅に比べると知る人ぞ知る住宅街が今回取り上げる桜新町。ここには、この地に長く住んだ長谷川町子さん描くサザエさんの時代の、穏やかなゆとりのある暮らしが残っています。

桜新町全体図

日本初の総合開発が区画の大きな住宅街を生んだ

246から桜町小学校交差点へ向かうこの道は、桜の古木も目につく、かつての分譲エリア

頭上に高速がないだけで明るく感じられる桜新町駅前。この通りが八重桜で有名な場所

渋谷から東急田園都市線で9分。交通量の多い国道246号から少し入った場所にある桜新町は明治45年~大正2年に日本で初めての宅地分譲が行われた街です。その場所は、桜新町駅から国道246号を挟んだ深沢7丁目、8丁目、駅周辺の桜新町1丁目あたり。新町開発と呼ばれたそのプロジェクトで、この地域は一気に変貌を遂げます。というのは、この計画は住宅だけでなく、商店街、銭湯に交番までを含めた日本初の複合的な開発でもあったため。まったく新しい街を作ろうという計画だったのです。

その斬新な考えが評判を呼び、宅地は飛ぶように売れました。当時分譲された区画は100坪(約330㎡)が最小で、200坪、300坪と広大なものが多く、そのため、この街にはまだ大きな区画を持つお屋敷も点在、落ち着いた緑豊かな街並みを形成しています。地名もこの開発に由来、宅地造成にあたって植えられた桜並木と元々の地名、新町を結びつけて、桜新町となったといいます。

こうした歴史的な要因に加え、この街の静かな雰囲気の要因となっているのは国道246号との位置関係。他の東急田園都市線の都内部の駅は246号沿い、首都高速3号渋谷線下にあって、雑然とした、暗い場所ですが、桜新町だけは頭上に高速がなく、交通量も少なめ。街全体のゆったりした雰囲気は地理的な要因からも醸成されているわけです。

元気な地元商店街、住宅街には知る人ぞ知る名店も点在

年末の大売出しではサザエさん家族のキャラクターが飾られることもあり、サザエさんなくしてこの街は語れない

わざわざ車で買いに来る人が多いことでも知られる弦巻4丁目にあるパン屋さん、ベッカライ・ブロートハイム

足回りの良さ、街の静かさと並ぶこの街の特徴は、240軒余の店が並ぶ元気な商店街でしょう。サザエさんファミリーの絵が随所に飾られた駅前通り、サザエさん通りにはともに会話を楽しみながら買い物ができる個人商店が多く、中には長谷川町子さん御用達だった店や、漫画に出てくる店なども。駅前通りの八重桜が満開の時期には商店街を挙げてのイベントも行われています。最近は趣味の良い、小さなセレクトショップも増えており、ヨーロッパ直輸入のファッションが手頃に購入できます。

周辺から買い物客が集まる有名店が多いのもこの街の特徴。行列のできるパン屋さん、都心の老舗洋食屋さんがわざわざ仕入れに来る酒屋さん、鮮度が有名な魚屋さんなど、食を大事にする人には住みやすい街といえるでしょう。

桜にボロ市、馬事公苑にプラネタリウム……生活を豊かにしてくれる環境も魅力

桜新町の花の見頃は一般の花見の約1ヵ月後。ボリュームのある八重桜の並木は華やかで壮麗

毎年12月15、16日、1月15、16日に行われる世田谷名物ボロ市。お手頃な値段で骨董を楽しめる

駅周辺の八重桜は有名ですが、この街周辺にはそれ以外にも生活を豊かにしてくれる場が数多くあります。図書館も併設された世田谷区の教育センターにはプラネタリウムがあって、幻想的な時間が楽しめますし、そのちょっと先には年末年始の風物詩、ボロ市が行われるボロ市通りがあります。

また、世田谷通り沿いには桜の名所でもあり、世田谷区の各種イベントの会場にもなる馬事公苑があります。246号を渡って深沢方面を抜ければ駒沢公園があり、各種スポーツが楽しめます。ここには都内で最初に開設された愛犬のためのドッグランもあり、ペットを飼っている人には嬉しいスポット。この街は四季折々に自然と歴史に触れることのできる場所というわけです。

言葉を重視した独自科目と地域の連携を重視する教育方針

教育センターの回りには池やせせらぎもあり、自然観察の場ともなっている

自治体それぞれに独自の教育方針を打ち出す昨今、その中にあって本当の意味での独自路線を行っているのが世田谷区です。多くの自治体が英語教育重視を掲げる中、世田谷区が独自科目として2007年度から導入したのは「日本語」。日本語を正しく教えることで、学習の成果と同時に社会や歴史、風土を考えられる人間を育てようという試みです。教育方針の良し悪しはここで論ずる問題ではないものの、子どもの脳の成長や言葉が社会と人間をつなぐものであることを考えると、この方針は見識あるものと思われます。また、地域と連携した学校運営も世田谷区の教育方針の特徴。教育は学校任せではなく親も関わるものと思える人には共感できるシステムでしょう。

便利なだけではなく、ゆとり、豊かさを実感できる住環境を求めるなら、桜新町はお勧めの街のひとつ。まだ行ったことがないという方はぜひ、一度足を運んでみてください。

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【文・構成】
中川寛子(なかがわひろこ)
借りる、買う、貸す、建てるなど、住まいに関する雑誌、書籍、インターネットなどの編集に携わること20数年。
長らく表参道に暮らし、都心居住の快適さを身をもって実感してい る。All About「住みやすい街選び(首都圏)」ガイド。

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