手頃に利用できる共用施設が充実、話題の「THE TOKYO TOWERS」をチェック

昨年話題になった芝浦アイランドに続き、2008年、注目を集めているのが勝どきの「THE TOKYO TOWERS(以下「TTT」と称す)」。現時点では日本一高い58階建てのツインタワーに、分譲・賃貸あわせて2000戸近い、こちらも日本有数規模のマンションで、足回り、値頃感のある価格はもちろん、最大の魅力はスケールメリットを生かした共用施設などの充実ぶりです。

THE TOKYO TOWERS
中央区勝どきに2008年誕生した、ツインタワーマンションを中心とする複合施設。海側(南)をシータワー、都心側(北)をミッドタワーと称し、ミッドタワーには賃貸専用のフロアを設けている。低層棟(シーサイドアネックス)には、プール・ジム・ゴルフレンジなどのスポーツ施設を集めた居住者専用の共用施設がある
INDEX

便利な足回りに比べて手頃な賃料が第一のポイント

最初にTTTの概要を説明しておきましょう。立地するのは、駅前の再開発をはじめ、地域のあちこちで建設ラッシュが続く街、中央区・勝どきです。銀座からは築地市場を横目に見て、勝どき橋を渡ればすぐ。銀座4丁目の交差点から約1.5キロですから、歩いて20分弱。タクシーなら1000円とかからない距離です。また、歩いて5分の大江戸線勝どき駅からは、汐留(5分)、六本木(13分)、新宿(23分)などへは1本。30分ほどの時間があれば、都心の主要なターミナル駅にアクセスできるロケーションです。

その足回りの良さからすると、賃料には値頃感があります。元々、都心3区の中でも中央区は値頃感があるといわれてきましたが、実際TTTは、六本木あたりの同じ広さの物件と比べると2割、3割程度は手頃な計算。同じ中央区内でも佃や月島などでは築20年程度の物件が多いことを考えると、新築で同程度の価格なら、これまた借りやすい印象です。

もちろん、タワーならではの眺望も楽しみのひとつ。人気の南西向きではレインボーブリッジが端から端まで見えますし、南向きではお台場の夜景が見事。タワー以外では敬遠されがちな北向きでも、浜離宮越しに汐留のビル群が眺められ、四季の移ろいが楽しめます。加えて低層階では、中庭の緑が望めるなど、どの部屋でもその部屋ならではの眺めが楽しめるそうで、これなら選ぶ楽しみがあるというものです。

27階 W100-Bタイプ
右側、ビル群の足元に見えるのが浜離宮。都市的な景観だけでなく、緑と水が楽しめるとくつろぎ感が増す

最大の魅力はスケールメリットを生かした充実の共用施設

さて、足回り、賃料ともに魅力のあるTTTですが、それらに加え、もうひとつ大きな魅力があります。それがスケールメリットを生かした充実の共用施設で、敷地内1階には深夜まで利用できるスーパーマーケット、歯科・内科・小児科が入るクリニック、保育所、そして入居者専用のスポーツ施設(利用料別途)等が用意されています。

さらに813戸の戸数を擁する賃貸棟内にも賃貸居住者専用の共用施設があります。例えばレインボーブリッジを見晴らすゲストルーム(1泊5000 円)や吹き抜けのある広々としたパーティールーム(利用料2000円/3時間)、本格的な設備、座り心地の良さそうなソファをそろえたシアタールーム(利用料1000円/3時間)……。珍しい設備としては、入居者なら離れとして借りられるアネックス。広さによって賃料は異なりますが、16㎡台で5万円ちょっとから。書斎や子ども部屋、趣味の部屋など使い方はお好み次第です。また、大型クローゼットサイズのトランクルームも用意されています(使用料月額 3000円)。ちなみに、現在、分譲部分からもいくつか賃貸の募集がでており、こちらを選択すると分譲専用の設備が利用できます。

ライブラリールーム
定員は約16名。利用料は無料
ゲストルーム
2層吹き抜けになった開放的なゲストルーム。定員は2名で1泊5000円。ゲストをもてなすだけでなく、入居者が引っ越し時に前泊という使い方もあるそうだ
パーティールーム
着席で6~8名、立席ならもう少し多い人数で楽しめそうなパーティールーム。こちらの利用料は3時間/2000円(食器類は設置されていません)
24時間営業スーパー
1階にある「マルエツ」。深夜まで利用できるスーパーマーケット

分譲とシェアで便利さを手頃に享受、新しい街づくりが進む勝どきの変化も楽しみ

こうした設備のいくつかは、これまでも郊外の大規模分譲物件ではしばしば見られたものです。しかし、賃貸ではよほどの高額物件でなければなかなか実現しにくい部分がありました。それを分譲物件との共存という形で可能にする、新しい形。その先駆が芝浦アイランドであり、それをさらに推し進めたスタイルがTTTではないかと思います。スーパーや敷地内の緑など、生活の基盤となる共用部分を分譲とシェアすることで金銭的な負担を減らし、互いに便利さ、快適さを享受しようというわけです。

この考え方は今後の街づくりでは主流となっていくものと思われます。今後の高齢化社会では街の活力をどう維持していくかが大きな問題ですが、そのためには多様な人間が暮らせる街を作ることが大事です。同年代、同じような家族構成の人だけが集まりがちな分譲住宅だけでなく、幅広い年代、国籍、家族構成の人が住む可能性のある賃貸住宅を作ることもそのひとつの手段。駅前の再開発を含め、新しい街づくりが進められている勝どきですが、こうした試みを見る限り、ここは今以上に住みやすい街に変わっていく可能性が高い街といえそう。この街に住んでみるのは、そんな社会的な見地からもおもしろいかもしれません。

建物概念図
都心側に位置するMID TOWERの3~30階に813戸の賃貸住戸が配置されている

取材物件・取材協力

【取材物件】THE TOKYO TOWERS
【取材協力】三井不動産レジデンシャルリース株式会社

INDEX